第０４２フェイ−イェンＫｎ小隊

・・・隊長、それは決定ですか？」

「まぁ・・・司令部からの正式な辞令だ。

　エース少佐、明日から１週間、第０４２フェイ−イェンＫｎ小隊への

　転属を命じる・・・以上だ」

「しかし隊長・・・あそこは・・・」

「・・・わかっている・・・お前も辛いだろうが、１週間の辛抱だ・・・」

「どうして私とボブ少佐なんですか？

　デビット少佐とエラン少佐のコンビでも良かったはずでは・・・・」

「・・・向こうのご指名だ・・・

　以前お前が行ったときがあったろう？そのときに気に入ったそうだ・・・」

　

「おいメカニック！俺のバトラー、どうも膝のサスペンションの調子が悪い・・・

　ちょっと見てくれ」

「またですか？デビット少佐・・・全く考え無しに突っ込んだりするから

　調子が悪くなるんですよ・・・ちょっとはこちらのことも考えてくださいよ・・もう」

「馬鹿言うな・・・そんなこと考えていたら、こっちがやられるぞ」

「・・・じゃぁ隊長やエース少佐は、なんで壊してこないんでしょうね？」

「・・・ぐっ・・・」

「ところで、エース少佐といえば・・・１週間フェイの部隊へ転属ですって？」

「ああ・・何でもバトラーとストライカーのコンビが必要らしい」

「フェイの部隊って・・・噂によると女性で構成されているらしいですよね・・・

　羨ましいなぁ」

「まぁな。何でもフェイのルックスにあわせて選んでいるとか・・・

　司令部のお偉方の趣味・・・って話だ」

「へぇ・・・」

「まぁ・・あくまで噂だけどな・・・それよりも俺のバトラー頼んだぞ」

「へいへい・・・ちゃんと治しておきますよ・・・」

　

「もうすぐ合流するぞ・・・」

「了解。ところでエース、前にもこの部隊に助っ人に行ったよな？

　どんなところだ？・・・やっぱり噂どおりなのか？」

「・・・・・」

「なぁ、教えろよ。」

「・・・行けばわかるさ・・・」

「そうか・・楽しみだな・・ふふ」

「・・ふぅ」

　

「さすが・・・いつ見てもフェイは少女趣味丸出しだな・・・」

「でも・・・見かけによらず、結構強いぞ・・・ボブ」

「さてと・・・いよいよパイロット達とご対面だ・・・楽しみだな」

「・・・あわない方が幸せだぞ・・・」

「ん？何か言ったか？エース・・・」

「何でも・・・来たぞ・・・」

「初めまして。私第１３２アファームド小隊から来たボブ・・・」

「ははははぁ〜、いらっしゃぁ〜い！うふふふふ・・・」

「どわぁ〜！な・何だ！この筋肉むきむきのおっさんは！」

「いやぁ〜ねぇ・・・おっさんだなんてぇ・・・可憐な乙女を捕まえて

　それはないんじゃなぁ〜い」

「ど・・どこが・・・エース！お前知っていたんだろ・・なんで言わなかった！」

「別に・・行けばわかるって言ったろう・・」

「そういう問題じゃないだろう！まさか・・・他の隊員も・・・」

「そおよ〜・・・うちの小隊は私みたいな可憐な乙女ばっかりよぉ〜」

「くそう・・・詐欺だぁ・・・・・」

「エースちゃんも好みだけど・・・あなたも可愛いわぁ・・・ふふ・・・

　食べちゃおうかしら」

「や〜め〜て〜！」

「・・・ふう、やっぱりこうなったか・・・」