外伝第1話

ここは世界で一番と言われている会社DN社・・・
そこのエリート社員であるバトラーの物語である。
 
「ドル部長、今月の営業成績がまとまりました・・・・
 先月比4.5%のアップです」
「そうか!でかしたぞバトラー君!わははははは!」
「いえ・・・これもドル部長率いる我が営業部全体の成果ですよ」
「まぁまぁ・・・その中でも君が一番の成績だ!
 もうちょっと自分を誉めたまえ・・わはっはははは!」
「いえ・・・そんな・・・私はまだ新米ですから・・・」
「まぁいい・・・この調子でがんばってくれたまえ!」
{はいっ!では失礼します」
 
「バトラーさん!」
「あっ!フェイちゃん・・・どうしたの?」
「また部長に誉められていたでしょ〜。
 やっぱりすごいね、バトラーさん」
「いや・・・僕1人の力じゃないよ・・・みんなの力さ・・・」
「もう!謙遜しちゃって〜!いいじゃない!それがバトラーさんの実力なんだから!」
「そういってもらえると僕も嬉しいよ・・優しいねフェイちゃんは」
「(ぽっ!)いやだ〜!もうバトラーさんたら・・照れちゃうじゃない」
「ははは・・・ごめんごめん・・・」
 
場面は変わって・・・ここは給湯室・・・
 
「マッタクモウ!ふぇいッタラ・・ばとらーサンニ馴れ馴れしく話シカケチャッテ」
「まったくでごわす!わしのバトラーさんを・・・くやし〜!」
「・・・・・・・・・」
「ドウシタノ、てむ子チャン?」
「・・なんで私が女役を・・・・」
「しょうがないでごわすよ・・・・女性少ないんでごわすから」
「・・・だからといって・・・他にも居たろう?
 たとえばスペシネフとか・・・・」
「あれは・・・ちょっとイメージにあわなかったでごわす」
「バルは?」
「クラブでDJやってるでごわす・・・」
「グリスは?」
「今、笑○の大喜利に出てるでごわす」
「あとは・・・アジムとか・・・」
「アジムは2000年の2月15日以降じゃないと出てこれないでごわすよ」
「・・・・何故?」
「とにかくそう決まっているでごわす」
「・・なんだかな・・・ところで・・・おい、ライデン・・・・確かお前も女性役・・だったよな?」
「そうでごわす・・・役名は『ライ子』でごわすが」
「・・変わっとらんぞ・・キャラが・・・」
「デ・・・ワタシガ「さいふぁ子」チャンネ〜!HAHAHAHAHAHAHA!」
「・・・しかし・・・サイファーはまだいいが・・・やっぱりライデンは無理があるだろ?
 どう考えても・・・・」
「まぁ!ひどいでごわすよ、テム子ちゃん!」
「・・・・」
トントン
「あっ!エンジェさん」
「・・・・・(ぼそっ!)」
「え?『いい加減、話にもどりませんか?』ですか・・・そうですね・・・」
「ソウヨ〜・・・・ミンナノ憧レノばとらーサンニ馴レ馴レシクシテイル
 ふぇいヲ何トカシナイト!」
「そうでごわす!こうなったら嫌がらせをしてやるでごわす!」
「って・・・何か良い案でも?」
「・・・・(ぼそっ!)」
「『テム子さん・・・女性なんだからもっとそれっぽく喋らないと』ですか〜」
「(こくこく)」
「むぅ・・・判りました・・・じゃぁ・・・
 なに?ライ子ちゃん?何か良い案でもあるの?」
「わしがレーザーでフェイのことをちょろっと焼くというのはどうでごわすか?
 再起不能にして見せるでごわすよ」
「それじゃ犯人がバレバレじゃないの・・・・しかも嫌がらせじゃないよ、それ・・・
 もっと良い案はある?」
「ヤッパリ定番ハ『靴ニ画鋲』ネ!」
「それなら・・・お茶に雑巾の絞り汁もなかなかいいと想うでごわすが・・・」
「思いっきりベタベタだなぁ・・・」
「・・・・(ぼそっ!)」
「なになに・・・『呪いの人形があります』って・・・エンジェちゃん、何でそんな物を?」
「・・・・・(ぼそっ!)」
「『趣味です』・・・・なの・・・・」
「(こくこく)」
「・・・・(ぼそっ!)」
「え〜と・・・・『この人形は呪いの対象者のことを自由に操ることが出来る優れ物です』
 ですか・・・・」
「イイワネェ〜!ソレヲ使ッテ嫌ガラセヲシマショウヨ!」
「早速やってみるでごわす」
 
「・・・うっ!」
「どうしたの?フェイちゃん?」
「いえ・・・何か悪寒が・・・」
 
「FUFUFU・・・マズ何ヲシテヤロウカシラ・・・」
「やっぱり・・・いきなりバトラーさんの前で恥ずかしい事をさせてやるでごわす」
「FUFUFUFUFU・・・」
「うふふふふふ・・・」
「(怖いぞ・・・この2人・・・)」
「そ〜れっ!」
 
・・・・・・・・
 
「アレ?何モ起コラナイワネェ〜?」
「おかしいでごわす?」
「・・・・(ぼそっ!)」
「え・・・『呪いを完成させるには、呪いをかける人の髪の毛を取ってきてください』ですか?」
(こくこく)
「しかし・・・私たちVRには髪の毛なんてありませんよ?」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「だめじゃ〜ん!」
「やっぱりこうなったらワシのレーザーで・・・」
「こら〜!それじゃバレバレだって言ってるでしょう!」
「ア・・・ココニ丁度ヨク画鋲ガ・・・」
「今から入れるんかい!」
「・・・・・(ぼそっ!)」
「『じゃぁ・・・私のペットたちを仕掛けて・・』ってそれじゃライ子ちゃんと一緒だぁ〜!」
 
「・・・何か騒がしいですねぇ〜?」
「ホントだね・・フェイちゃん。
 じゃぁ・・・今晩いつものお店で待ってるよ」
「うん、判ったぁ〜」
「・・・ところでフェイちゃん?」
「何?バトラーさん?」
「結局あの『予告』ってなんだったんだろね?全然内容違うし・・・」
「予告?何それ?」
「クリスタルの伝説がどうとか・・・・ほら69ページに書いてある奴」
「・・・バトラーさん・・・夢でも見たんじゃないんですかぁ?
 そんな物知りませんよ〜」
「え・・・だって・・・・確かに・・・」
「いやねぇ・・・その若さでもうぼけちゃったんですか・・・なんてね・・・てへっ!」
「・・・まぁ・・いいか・・・」
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<次回予告>
 
「私の名前、まだ覚えてる?」
「起きないから、奇跡って言うんですよ」
「春が来て・・・ずっと春だったらいいのに
「・・・私はAJIMを討つものだから」
「・・・約束、だよ」
『日が沈もうとしてた・・・
 思い出の中を、真っ白い結晶が埋め尽くしていた・・・
 数年ぶりに訪れた紅く染まるサンクチュアリで
 今も照り続ける夕焼けの中で
 僕は1人の少女と出会った』
 
「・・・・さらにマイナーなネタできましたねぇ〜
 『華音』ですか・・・PCのゲームなんて知らないですよ、ここじゃ・・・」
「いいじゃない・・・年明けには全年齢対象版が出ることだし・・・」
「でも・・・どうせ次回もまた、予告と違うんでしょ?」
「またって言うなぁ〜!ちょっと違うだけじゃないか〜」
「何処がちょっとですか?全然違いますよ・・全く・・・」
 
※今回もあくまで予告ですので・・・実際には内容が変わる恐れがあります(爆)


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