第5話
前回までのあらすじ・・・
「まぁ俺に惚れるなよ・・ふふ・・・ 」
「全く、あそこで1番がコケなきゃよ〜!」
「・・・・ホントなのか?おっさん・・・・・」
「いけないでごわすか?」
「割と普通でごわすよ?」
「うわ゛〜〜〜〜出たぁ〜〜〜〜!」
・・・・・・・・では、本編をどうぞ・・・・・・・
「うわ゛〜〜〜〜出たぁ〜〜〜〜!」
「わわわ・・・・何だいきなり・・・・
あれ?バトラーじゃないか?」
「ストライカー兄さん・・・・アレ、ここってもしかして・・・?」
「おいおい・・・前にも来たことあったろう?忘れたか?」
「ああっ!そういえば!」
「全く・・・ちっとも人の家の場所覚えないんだから・・よく冒険者が出来るな」
「やだなぁ・・・いいっこなしだよそれは!」
(はははははははははは!)
「あの〜〜〜・・・和気藹々な雰囲気はいいんですが・・・ナイフしまってくれませんかぁ?」
「ををっ!こりゃぁ失敬!お嬢さんすみませんでしたね」
「むかぁ〜!お嬢さんじゃないわよ〜!これでも騎士なんだからぁ〜!」
「騎士?お嬢さんが?ホント?」
「・・・・・・・・(ぼそっ!)」
「『本当です・・・ちゃんと国王様からも、このとおり証明書が出ています』・・ですか?」
(こくこく)
「・・・・・・・なんか・・・子供みたいな字で書いてあるけど・・・本物なのか?」
「本当でごわす!紛れもなく国王様の字でごわす!」
「・・・・まぁ・・いいか・・・で?何の用だ?バトラー」
「そうだ実はね・・・・・」
(10分経過)
「・・・・と言う訳なんだよ・・・兄さん」
「7つの玉?まさかドラゴ・・・」
「スト〜〜〜〜〜〜〜ップ!それ以上は言っちゃ駄目ぇ!」
「どうして?」
「どうしても!」
「しかし・・・玉ね・・・そんな物見た記憶がないぞ?」
「ええ!でも確かに古文書に!」
「・・・古文書もなにも・・・まだこの家、築10年だぞ?」
『え゛?』
「だって・・・・覚えてないかバトラー?10年前にコマンダー兄さんとお前が遊びに来たときのことを」
「10年前?・・・・・・・あ゛っ!」
「どうやら思い出したようだな・・・・あのときにお前と兄さんが酔っぱらって前の家を徹底的に破壊してくれたことを」
「あははははは・・・そんなこともあったねぇ・・・」
「・・・遠い眼をするな!」
「それで・・・どうなったんですかぁ?」
「ああ・・・脇道にそれたな・・・で、綺麗さっぱり破壊してくれたおかげでガレキを全部引き取ってもらったよ」
「そんなぁ〜〜〜!」
「でも・・・考えてみると・・・ただのガレキにしては随分高く引き取ってくれたな?」
「どういうことでごわすか?」
「いや・・・今のこの家を建てても・・お釣りが来たからね」
「・・おかしいと思わなかったのか?兄さん・・・」
「・・・・・・・(ぼそっ!)」
「『誰に売ったのか覚えていますか』ですか?・・・・たしか・・スペシネフに売ったと思ったんだが・・・」
「スペシネフ〜?もしかして・・・あの?」
「・・・(ピー)で(ずきゅ〜ん!)で(ピーピー)なスペシネフでごわすか?」
(ただいま、お聞き苦しい点がございましたことを、お詫びいたします)
「とりあえず・・・10年前のことだけど・・・聞いてみる?」
「そぉねぇ〜・・一応聞いてみようよ〜!」
「手がかりがそれしか無いでごわすからねぇ」
「・・・・・・・(ぼそっ!)」
「『もしかしたら他の玉のことも判るかもしれませんし』・・・さすがエンジェちゃん!頭良いねぇ〜!」
(ぽっ!)
「じゃ・・早速行ってみるとしますか」
「そうだね!」
「そうでごわすな」
(こくこく)
「ま・・頑張れよ」
「じゃぁ・・・行くぞ〜!」
『おう!』
(ここはデッドリー・ダッドリーの街)
「・・・そういえば、何か忘れているような気が・・・」
「何かしらぁ?」
「なんでごわすかね?」
「・・・・・・・(ぼそっ!)」
「え?『10/80さんはどうしたんですか?』って・・・・あ゛っ!」
(再びストライカーの家)
「おい・・・どうした10/80?隅っこで「の」の字なんか書いていて?」
「ストライカーさん・・・だってみんな俺のことを忘れて・・・盛り上がっているから・・・
口もはさましてくれないし・・・・」
(「の」の字、「の」の字)
「・・・・・・・・・・(汗)」
忘れられた10/80!
何が「あの」スペシネフなのか?
あの音声が被ったところは一体何を言っていたのか?
5話で終わるはずだった「玉編」は何時まで続くのか?
それは作者も判らない!
〜〜〜〜〜〜(続く)〜〜〜〜〜
(次回予告)
「引くんだ!サイファー!我々は偵察が任務のはずだ!」
「へへ・・・コイツオビエテヤガルゼ!」
「何か武器は無いのか!・・・これか!」
「認めたくない物だな・・・若さ故の過ちというのは」
「ええい!DNAのVRは化け物か!」
「赤いVR・・・やつだ!逃げろ〜!」
次回もお楽しみに!
(※なお、これはあくまで予告のため、実際の内容と異なる場合があります)