第7話
「こんばんはぁ〜,今日も始まってしまいました『今夜もあなたとバーチャロン』
パーソナリティは私,先週の番組で後半から記憶のないフェイと・・・」
「こんばんは,先週はとある事情でお休みをして申し訳ございませんでした。
今週から気分一新!でお送りするバトラーです。」
「今回は,スタジオの変更が無いんですねぇ〜。珍しいんじゃないですかぁ〜」
「(ホントに先週の記憶がないみたいだな,フェイちゃん・・・)
はは,これからはもうスタジオの変更なんて無いようにしないと。」
「そうですね〜。
それではっ!本日のゲストで〜す。
どうぞっ!」
「おおい・・・」
「あれっ?もしも〜し,どうしたんですかぁ?」
「いや・・・入り口が狭くて入れん・・・」
「ええっ!どうしましょ〜・・・」
「こうなったら・・・(きゅい〜ん)」
「あっ!ちょっと待ってください。ってああ・・・
入り口壊しちゃったよ・・・」
「あらら,壊れちゃいましたね・・・
・・・ということで,今夜のゲストはドルドレイさんです。」
「どうも〜,ドルドレイです。
いやぁ〜,入り口が狭いよ,このスタジオ。
両肩が引っかかって,入れなかったよ。」
「・・・そうですか,あとでスタッフに言っておきます。
では,今日はいろいろお話を聞かせていただきますので,
よろしくお願いします」
「お願いしま〜す。
皆さんも質問がありましたらFAXを送ってきてくださいねぇ。
ところでドルドレイさんの腕って,すごいですねぇ〜」
「だろ?この黒光りするドリルが格好いいだろう。
こうやって,飛ばすことも出来るんだよ。ほらっ!(しぽ〜ん)」
「うきゃぁぁぁぁ!スタジオで飛ばすのはやめてください。」
「(嫌な予感がしてきたな・・・)」
「こうやって,ドリルを突き出して,特攻もできるし・・・(ぎゅ〜ん)」
「ですからぁ,スタジオ内です・・・」
「・・・・あっ!,ここでFAXが入りました。フェイちゃんよろしく。」
「はぁ〜い!
『皆さんこんばんは』はい,こんばんはぁ〜。
『今夜はドルドレイさんがゲストなんですね。
私は大ファンなんですよ。』へぇ〜,すごいじゃないですかドルドレイさん」
「わはは,いいでしょう」
「『他のVRとまた違った魅力があるというか・・・素敵です』
おやぁ〜熱烈なファンみたいですよぉ〜。」
「いや〜,照れちゃうな・・・(しぽ〜ん)」
「だからっ!ドリルを飛ばさないでください・・・・
『中でも一番好きなのが巨大化するところです。
何かすごく格好いいですよね・・・・』(・・・嫌な予感)」
「でしょう〜?じゃあリクエストにお答えして・・・・」
(むくむくっ!)
「ああ〜っ!,ちょっと待ってドルドレイさん,スタジオが〜」
「はははは,そ〜れ!(むくむく・・・ばきっ!めきめきっ!)」
「いやぁぁぁぁぁぁ!またスタジオがぁ〜・・・」
「わはははは。いや〜照れちゃうな〜はははは」
(ばきん!がらがら!どっご〜ん)
「ああ・・・やっぱりこうなってしまうのね・・・・
・・・・ということで時間になりましたぁ・・・・
今日のお相手は,本気で転職を考え始めたフェイと・・・」
「私もこの番組を降りるかどうか真剣に考え始めたバトラーと・・・」
「いやぁ〜,格好いいだなんて・・・そんな・・・わはは」
(ばっきん!めりめりっ!がらがらがらがらがら・・・)
「あそこで照れている,工作機械でお送りしましたぁ〜・・・・
もういやぁ〜〜〜〜!」