最終回
「こんばんはぁ〜!今夜も始まりました『今夜もあなたとバーチャロン』
パーソナリティは、ぬいぐるみの私はまるで『かぼちゃぶるまぁ』をはいているみたいで
ちょっと嫌かなぁ〜・・・と思っているフェイと・・・・」
「こんばんは〜!私なんかぬいぐるみ自体が出ていないよぅ〜・・・ということで
ちょっと悲しいバトラーがお送りします」
「しかしバトラーさん・・・・この番組をお送りするの、すっごい久しぶりなんですけれど?」
「そうだね、まぁ野球とかサッカーでずいぶん潰れたからね、この番組。
やっとシーズンも終わったから、また前のようにちょくちょく出来るようになるさ!」
「あれ・・・バトラーさん・・・聞いていないんですか?」
「何?フェイちゃん」
「この番組・・・・今夜で最終回なんですけれど・・・・」
「うそ〜!聞いてないよ〜」
「・・・何でもこの番組って人気がないから・・・スポンサーが降りたみたいで・・・」
「そんなぁ〜・・・・」
「・・・・まぁ、決まったことはしょうがないですよ!うん!
今日は最後ですからぱぁっとやりましょう!」
「・・・そうだね、最後ぐらいちゃんとやろう!」
「というわけで、今日のゲストは豪華です!テムジンさん・サイファーさん・ライデンさんの
3機で作っているユニット『クライマックス』のみなさんにおいでいただいていますぅ〜!
それではどうぞ〜!」
「こんばんは〜」
「それではぁ〜、それぞれ自己紹介をお願いしますぅ〜」
「はい!それでは私がクライマックスのリーダー、テムジンです。
まだまだリーダーという柄ではありませんが、一生懸命頑張ります!」
「ワシがクライマックスの重量級、ライデンです。
狙った獲物はこのレーザーで必ず焼く!をモットーにしておりますです!」
「ワタシガ〜Climaxノニンキモノ、CYPHERデェ〜ッス!
チナミニ〜、ヘンナシャベリカタナノハ『ハーフ』ダカラデ〜ッス!」
「今日はようこそおいで頂ましたぁ〜。番組の最後にふさわしいゲストですよね?」
「ははっ!照れますね・・・・こちらこそよろしくお願いいたします」
「それではぁ〜、今日は久しぶりにリスナーの皆さんのFAXの質問に答えて頂きたいと思いますぅ〜
・・・ふふっ、プライベートな事に関する質問が来るかもしれませんねぇ〜」
「おや、早速来たみたいだよ?フェイちゃん」
「ホントだぁ〜。なんて書いてあります?バトラーさん」
「え〜と・・・おっと!いきなりこれかぁ・・・いいのかな?」
「ぎくう!いきなり厳しい質問ですかの?」
「HAHAHAHAHA!ホウソウコードニヒッカカラナケレバヨイケレドネ!」
「え〜っ!なんですかぁ?早く読んでくださいよぅ〜」
「この質問は私よりフェイちゃんが読んだ方が盛り上がりそうだよ」
「そうなんですかぁ・・・どれどれ・・・・
え〜と・・・東京都にお住まいの「え〜ん!燕が出ないよぅ」さんからのFAXです。
『毎回番組を楽しく聞いています』はい、ありがとう!
『質問なんですが、クライマックスの皆さんはルックスがすごくいいですよね?』
そうですよねぇ〜、かっこいいですもんねぇ〜。
『当然恋人の1人や2人いると思うんですが・・・ズバリ今付き合っている人はいるんでしょうか?』
あらぁ〜・・・直球ですねぇ〜。
ということで、皆さんどうなんでしょうか?」
「え〜!いませんよう〜。今は仕事で手一杯です」
「ワシは、2人と違ってデブじゃから・・・おなごに、もてたためしは無いです」
「HAHAHA!ミンナサビシイネェ〜!Meハリョウテニ、カゾエキレナイグライイルヨ!
・・・・ト、イイタイトコロダケレド・・・イマハ、イナイネェ・・・・」
「ホントですかぁ〜?ラジオ用に誤魔化して答えていませんかぁ?
じゃぁ・・・タイプの女性とかを答えていただきましょう!
そうだ!ついでにバトラーさんも巻き込んじゃえ!」
「えっ!私も答えるの?いいよぅ私は・・・・」
「だぁ〜め!じゃぁ・・・まずはバトラーさんから!はい!どうぞぉ〜」
「え〜・・・じゃぁ・・・私のタイプは・・・照れるなぁ・・・・」
「早く答えてくださいよう〜!わくわく・・・」
「え〜・・・・じゃぁ・・・私のタイプは・・・フェイちゃん、君だよ!」
「えっ!?」
「実は・・・昔から結構タイプだったんだ・・・だから一緒に仕事が出来ると聞いて・・・
すごく嬉しかった・・・・だからこの番組が終わるのはすごく残念なんだけれど・・・・
もし良かったら・・・」
「バトラーさん・・・」
「ヤルネェ〜、コウキョウノデンパデ、ナンパカイ?HAHAHAHA〜」
「凄いですね、バトラーさん」
「バトラーさん・・・・私のことを・・・・」
「どう?フェイちゃん?」
「・・・・・」
「悩んでおりますな・・・・」
「フェイちゃん・・・・・」
「やっだぁ〜!バトラーさん、悪いけどタイプじゃないの〜!
だって漢臭くていやなんだもん〜!
私のタイプはサイファーさんみたいなスマートな人なの〜」
「げっっふ〜ん!」
「ねぇ、サイファーさん。もし彼女いないんだったら、私なんかどうですか?」
「Oh!ウレシイネェ!」
「OKですかぁ〜?」
「Sorry・・・Meハ、トシシタハチョット・・・・
ジツハ・・・・ANGELANノヨウナ、シトヤカナジョセイニ、アコガレルネェ」
「ぎちょび〜ん!
エ・・・エンジェの何処が良いんですか?あんな根暗で、ひなたぼっこが趣味で・・・
まともに喋れもしないのに〜って、あただだだたたたた!
なによぅ!なんでいきなり氷竜が飛んでくるのよ!」
「(ぼそっ)」
「えっ!『私も今日のゲストです』・・・・って、ちょっと、聞いてないわよ〜」
「あれ?言ってなかったっけ?」
「(ぼそっ)」
「『すみません、この子達が私の悪口を言われたから怒って向かっていってしまいました』・・・・
全く,ちゃんとしつけなさいよう!・・・・って、痛い!痛いわよ〜」
「Oh!ANGELAN!Meノコクハク、キイテクレマシタ〜?」
(こくん)
「ソレナラ・・・・」
「(ぼそっ)」
「ゴメンナサイ・・・オキモチハ、ウレシイノデスガ・・・・オツキアイスルコトガ、デキマセン・・・
ジーザス!」
「・・・なにか、どんどんおかしくなって行くぞ・・・この番組・・・」
「Why!ソレトモ、ホカニ、スキナオトコデモ?」
「(ぼそっ)」
「・・・TEMJINノヨウナ、マジメナヒトガイイ・・・ダッテェ〜!」
(こくん)・・・・(ぽっ!)
「えっ!私?」
(こくん)
「・・・・御免なさい・・・まだ私は女の人と付き合う余裕がちょっとないです・・・・・
お気持ちは嬉しいのですが・・・・本当に申し訳ないです!」
「ぐすん・・・・ひっく!ひっく!」
「・・・・やっばぁ〜!確かこの娘・・・泣くと氷竜が・・・」
「ひっく!」
(どっかぁ〜ん!がしゃぁ〜ん!ばりばりばり〜!)
「いやぁぁぁぁ!やっぱりこうなるのこの番組〜!全く最後までぇ〜・・・・」
(どっごぉぉぉぉぉん!)
「もぉ!いやぁ!」
「ふぅ・・・せっかく勇気を出して告白したのに・・・トホホ・・・」
「バトラー君!」
「あ・・・ライデンさん・・・」
「がっかりするな!あんな女のことなんか忘れるのがよか!」
「・・ありがとうございます・・・慰めていただいて・・・」
「・・あんな女に、おぬしを取られなくて・・・良かったわい・・・」
「は?」
「バトラー君!実はワシは前からおぬしのことが・・・・」
「げ〜っ!」
「そのたくましい体・・・兄貴って呼んでよかですかぁ?」
「うっそ〜ん!」
「あ・・・兄貴〜!」
「助けて〜!」(ダッシュ!)
「ふふ・・・逃がさんですよ・・・ていっ!」(ばっこ〜ん!)
「おいっ!何装甲脱いでいるんだよ!って・・・いやぁ!来ないでぇ!・・・・」
「ふふふ・・・ワシの愛を受け取ってくだされ〜」
「冗談じゃない〜!」