「光を・・・」LiLiM 2000年作品)
 
 主人公は幼い頃事故によって光を失った・・・
 それ以降、主人公は自分の中の想像の世界に生きてきた・・・
 まだ目が見えた頃の記憶を頼りに・・・
 
 この作品の特徴は「主人公の目が見えない」というところに
あるのではないでしょうか。
目が見えないため、幼い頃から一緒に住んでいる義妹に迷惑をかけている、
目が見えないため、両親は自分を捨ててしまった、
目が見えないために、他人に関わり合いを待たないで生きていく・・・
主人公は今まで、目が見えないために後ろ向きに生きてきた・・・・
それが、高校に進学をしいろいろな人と出会うことによって、
少しずつ前向きに生きていこうとする・・・大切な人のために・・・
 
 また、目が見えないため、実際のゲーム画面は
すべて主人公の想像する世界になってます。
画面にまるでフィルターがかかっているような単色の世界・・・
それがまた、この作品の一つの「味」を醸し出しているような気がします。
 
 実は、この主人公、目が治る可能性があるのですが、それには・・・
その辺は是非この作品を実際にやって確かめてください。
作品をやり終わった後には、感動が待っていますから・・・
 
 誉めてばかりでは何なので、ちょっと気になった点を・・・
 
1)若干ストーリーの展開が早いような気がします
  この作品の1回のプレイ時間はだいたい3時間ぐらいですが
  そのため若干ストーリー展開が早いような気がしますね
  ま、基本となる物語の出来はいいから良いんですが・・・
2)この作品、18禁なシーン・・・いらないんじゃ
  ぶっちゃけた話、18禁なシーンは蛇足に感じました。
  ストーリー的にも無くて良かったような気がしますしね(^^;
3)どうせなら、フルボイスで入れてほしかった
  まぁ・・・感動的なシーン(Hシーンも(爆))は声が出たから
  良かったですけどね
4)個人的な感想ですが・・・目が見える前のキャラの方が好み
  むぅ・・・なかなか良い想像力だぞ!主人公!(笑)
 
いろいろ詰めの甘さはありますが、感動できる作品であることは
間違いないです。
おすすめな作品です。
 
<動作環境>
 Windows95.98が正常に動く環境
 CPU:Pentium133Mhz以上(推奨166Mhz以上)
 ビデオ:640×480・16bitカラー/6万5千色以上
    (24bitカラー/1677万色以上推奨)
 CD :8倍速以上(推奨16倍速)
 サウンド:Direct Soundが正常に動くカード
 メモリ:24MB以上(32MB以上推奨)
 HDD:150MB以上の空き(350MB以上推奨)


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