子供の頃の夢は何でしたか?
その夢を今でも見ていますか?
『現実』が夢を邪魔してしまいましたか?
子供の頃、一緒に遊んだ人はどうですか?
数年間会っていないだけで、溝が出来てしまいましたか?
あなたのちょっとした行動が、その人に影響を与えましたか?
その人の人生を変えてしまいませんでしたか?
この作品の主人公は小学生までは舞台となる町に住んでいましたが
ある「事件」により他の土地へと引っ越しました。
高校生になり、またこの町に戻ってきた主人公は、
小学生時代に一緒になって遊んだ幼なじみたちと再会します。
ただ、数年間と言う時間は、昔知っていた人たちを変えるには充分な時間
でしたが・・・・
そして、主人公は子供の頃に「宇宙飛行士」になりたいという夢がありました。
しかし、その夢もその「事件」により半分諦めかけていました。
夢は所詮夢・・・叶えられない・・・・
主人公は「夢を挫折した自分」と「溝が出来てしまった幼なじみ」という
「現実」が待っていました・・・・
この作品のキーワードは「夢」「幼なじみ」「ルーツ」になると思います。
ゲーム自体はオーソドックスなアドベンチャータイプ。
まぁ、意地悪な引っかけもなく、さくさくと進むタイプです。
時間も大体1プレイ2〜3時間と言ったところです。
では、この作品の良い点・悪い点を・・
<良いところ>
1)ストーリーが秀逸
上記のような所からスタートする主人公ですが、各ヒロインごとに
いろいろな想い、思い出等が有り、なかなか引き込まれました
特に「藤原佳多奈」のシナリオは泣けましたねぇ。
2)音楽がいい感じ
OPがなかなか良く、この世界観に合っていました。
またBGMもぴったりです。
ちなみにBGM担当はあの「野村義男」さんです(^^;
<悪いところ>
1)個性的な「キャラデザ」
結構クセがある絵なんですよね・・・(^^;
THの水無月氏やKanonの樋上嬢とはまた違ったクセなんですけど(^^;
この「絵」のおかげで食わず嫌いしている人もいるとは思います。
2)BGM演奏に難あり
私の環境だけかもしれませんが、BGMが時々鳴らなくなる時がありました。
一応、メーカーのHPいってパッチ拾ったんだけどダメでしたね(^^;
3)声がない
まぁ、賛否両論でしょうけど
D.O.の10周年記念作品と言うことなら、声を付けるぐらいの
事をしても良かったのでは?
を、悪いところの方が1個多いですが(w、D.O.10周年記念と言うだけあって
力の入った作品だと思います。
万人受けはしないかもしれませんが、ツボにはまれば満足できる作品だと思います。
<動作環境>
Windows95・98・Meが正常に動くこと
CPU :Pentium133Mhz以上(推奨200Mhz以上)
ビデオ :640×480/HigColor
サウンド:DirectSound対応のMIDI音源
及びPCM音源
メモリ :32MB以上(推奨64MB以上)
CD−ROM:倍速以上(推奨4倍速以上)